二層・三層グラフェンにおける層間ペアリングの非従来型超伝導状態

HOSSEINI Mir Vahid; ZAREYAN Malek

文献

J-GLOBAL ID：201302212496696419 整理番号：13A0349707

二層・三層グラフェンにおける層間ペアリングの非従来型超伝導状態

Unconventional superconducting states of interlayer pairing in bilayer and trilayer graphene

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資料名：
巻： 86 号： 21 ページ： 214503.1-214503.7 発行年： 2012年12月
JST資料番号： D0746A ISSN： 1098-0121 CODEN： PRBMDO 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

二層・三層グラフェンs波スピン三重項秩序パラメータを有する非従来型超伝導状態の結果としてのグラフェンにおけるキラル電子の層間ペアリングの理論を展開した。純粋な二層グラフェンにおいて,非従来型超伝導は温度の増加とともにペアリング振幅の増大を生じる温度誘起凝縮のエキゾチックな効果を有するギャップレス特性を示す。有限ドーピングは励起スペクトルにおいてギャップを開き,異常な温度依存性を弱めるさらに,二つの層のドーピングの差をチューニングすることで,トポロジーの異なるFermi面を持つ四つのペアリングパターンを実現する可能性を探索する。三層グラフェンにおいては,層間ペアリングは積層の仕方に強く依存し,ABC積層はABA積層よりペアリング振幅は大きい。二つの外層を有する中間層のアンバランスカップリング強度に対し,一つの外層を有する中間層のペアリングによって特徴づけられる二つの相が区別される。カップリング強度の相対振幅を変化させることでこれら二つの相間を相転移する。ABA積層は一次相転移であるが,ABC積層は二次相転移である。

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その他の超伝導体の物性

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