抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の船舶海難事故の原因調査の結果,事故の多くがBRM/ERMの基本的要素の多くが実行されていないことが示され,そのため,IMOは,STCW条約の2010年6月のマニラ改正において機関士の運用レベル「安全な機関室当直の維持」能力要件の中に被技術的技能であるERMに関する知識とその実践を求める改正が盛り込まれた。これに伴い,航海訓練所での実習訓練指導要領における「安全な機関室当直の維持」能力項目において知識・理解及び技能の能力評価及びERM原則への対応を調査し,能力要件表における評価の基準について分析し,練習船での評価の一提案を試みた。各訓練内容でERM原則やその能力要件の対応項目を対比して見ると総合的に原則・能力要件が含まれており,従来の実習訓練評価方法にERM能力要件に特化した評価する項目を付加することでERM能力評価は可能なものと考えられる。