抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,450MWth溶融塩炉(MSR)のための受動的崩壊熱除去システムの設計と解析を議論した。福島第一原子力発電所事故の後,原子力発電をCO
2のない持続可能エネルギー源として受け入れる場合に大衆が改良された安全性能を要求することが明らかとなった。この領域では,トリウムベースのMSRsが,受動安全,リソース有用性と拡散抵抗性の点で非常に期待できる特性を持っている。溶融塩炉(MSR)システムには緊急塩排出タンクを備えることが可能である。どのような苛酷事故においても,全ての燃料塩を重力でドレンタンクに排出でき,従って,安全に核分裂物質と核分裂生成物を抜いて主要なシステムを空にできる。ドレンタンクの燃料塩の健全性,言い換えると,ドレンタンクの燃料塩からの残留熱除去能力により,最終的な安全性を確保できる。この観点から,MSR(450MWth FUJI-233Um)のドレンタンク用受動的残留熱除去システムの実現可能性について研究を行った。大型のドレンタンクと60の大径冷却液管から成るシステムは高温燃料塩による熱衝撃に耐えられる結論となり,従ってシステムが実現可能であるとの結論に至った。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.