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J-GLOBAL ID：201302213033933000   整理番号：13A1771166

晩春まきブロッコリー及び秋まき小麦「きたほなみ」に対する被覆尿素肥料を用いた省力的施肥法

著者 (4件)： 古館明洋 (北海道総合研究機構 中央農試) ,  小野寺政行 (北海道総合研究機構 北見農試) ,  須田達也 (北海道総合研究機構 十勝農試) ,  日笠裕治 (北海道総合研究機構 中央農試)
資料名： 北農
巻： 80  号： 4  ページ： 391-397  発行年： 2013年10月01日 
JST資料番号： F0679A  ISSN： 0018-3490  CODEN： HOKUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 被覆尿素肥料の窒素溶出特性を明らかにし,晩春まきブロッコリー及び秋まき小麦「きたほなみ」への被覆尿素肥料を用いることによる分追施を省略した施肥法を検討した。その結果,晩春まきブロッコリーでは被覆尿素肥料窒素を基肥に40~50%程度配合することにより分施が省略可能で,規格内収量が分施区より最大で30%程度増収した。秋まき小麦「きたほなみ」では,起生期追肥を省略して,基肥として被覆尿素肥料窒素を8kg/10aと即効性窒素2kg/10aを組合わせて用いることにより,対照区と同等の収量及び品質が得られた。ブロッコリーでは増収にともない分施体系の施肥法より収入増が見込め,かつ分施作業が省略可能である。一方,秋まき小麦では肥料費の上昇分だけ経費増となるが,起生期の窒素追肥作業を省略できる施肥法の選択肢と位置づけられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブロッコリ ,  *秋播コムギ ,  *尿素肥料 ,  *肥効 ,  施肥 ,  省力化 ,  窒素 ,  尿素態窒素 ,  *被覆尿素 ,  分施 ,  *肥効率 ,  改変
準シソーラス用語： *きたほなみ ,  *施肥効率 ,  *秋まきコムギ ,  尿素窒素

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (10件)：

• 上川農試 (2011) : 道北地域における秋まき小麦「きたほなみ」の高品質安定栽培法, 平成22年度北海道農業試験会議 (成績会議) 資料, p17-18.
• 中央農試 (2010) A : 化学合成緩効性肥料「ウレアホルム」の窒素供給特性とブロッコリー及びたまねぎにおける施用法, 平成22年普及奨励ならびに指導参考事項, 北海道農政部, 126-128.
• 中央農試 (2010) B : キャベッに対する肥効調節型肥料の利用法, 平成22年普及奨励ならびに指導参考事項, 北海道農政部, 123-125.
• 中央農試・農研本部・上川農試 (2011) : 道央地域における秋まき小麦「きたほなみ」の高品質安定栽培法, 平成23年普及奨励ならびに指導参考事項, 北海道農政部, 56-58.
• 中央農試・花・野菜技術センター・道南農試 (1998) : 北海道における被覆緩効性肥料の窒素溶出特性と露地・施設野菜栽培への利用, 平成10年普及奨励ならびに指導参考事項, 北海道農政部, 142-143.

タイトルに関連する用語 (6件)： まき ,  ブロッコリー ,  秋まき小麦 ,  きたほなみ ,  尿素肥料 ,  施肥法