抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブリューワー分光光度計を用いた波長別紫外域日射観測表示プログラム(以下表示プログラム)は,観測スペクトルのリアルタイムの表示,時系列データの表示,日・月観測表の印刷などの機能を備えて,観測結果の監視や品質管理などの定常観測業務の補助となってきた。しかし,ブリューワー分光光度計をMK IIからMK IIIへ更新して観測可能な波長範囲が拡大したことや,紫外線情報提供におけるUVインデックスの導入などで,従来のプログラムを改訂する必要が生じた。そこで,表示プログラム改訂して,データ処理や表示機能を増やすとともに,基準となるスペクトル(以下,参照スペクトル)を放射照度データから再計算した。その結果,1)スペクトルの表示波長範囲の拡大,観測時間の拡大表示,点検結果の表示項目の拡大などで今後の実況監視を容易にすることができた。さらに,2)観測点毎に放射照度データを用いた参照スペクトルを作成して比較したところ,それぞれの観測点における大気の観測環境の特徴が相対的に明らかになり,共通の参照スペクトルがあれば,統一した基準で観測スペクトルを評価できる可能性があることが分かった。(著者抄録)