文献

J-GLOBAL ID：201302213644740593   整理番号：13A0990754

スタウフェン1は保存されたモチーフと変化したdsRNA結合領域を通して二量体化してmRNA分解を促進する

Staufen1 dimerizes through a conserved motif and a degenerate dsRNA-binding domain to promote mRNA decay

著者 (4件)： GLEGHORN Michael L (Univ. Rochester, New York, USA) ,  GONG Chenguang (Univ. Rochester, New York, USA) ,  KIELKOPF Clara L (Univ. Rochester, New York, USA) ,  MAQUAT Lynne E (Univ. Rochester, New York, USA)
資料名： Nature Structural & Molecular Biology  (Nature Structural & Molecular Biology)
巻： 20  号： 4  ページ： 515-524  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： W0637A  ISSN： 1545-9993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スタウフェン1(STAU1)は,3′非翻訳領域内にSTAU1結合部位を含む特異的mRNAを分解して,遺伝子発現を制御する。本研究は,ヒトSTAU1(hSTAU1)ホモ二量体化に関与する新しいモチーフを報告する。蛋白質二量体化に,スタウフェン-スワッピングモチーフ(SSM)とdsRNA結合領域5(RBD5)が関与することがわかった。つまりSSMの2つのαヘリックスとRBD5の2つのαヘリックスが,疎水性パッチを通して相互作用した。RBD5は,通常のRBDのα-β-β-β-α折り畳み構造であるが,二本鎖RNAと結合するための残基と特徴がない。SSMによりhSTAU1が二量体化すると,ATP依存的RNAヘリカーゼhUPF1に結合するhSTAU1が増加し,STAU1媒介mRNA分解が促進した。二量体化は,ケラチノサイトによる創傷治癒と多くの細胞プロセスを制御する。

シソーラス用語： アミノ酸配列 ,  二量化 ,  分解 ,  *分子構造 ,  作用機序 ,  哺乳類 ,  *RNA結合タンパク質 ,  mRNA ,  RNA代謝 ,  ヒト ,  結晶構造
準シソーラス用語： mRNA分解 ,  アミノ酸モチーフ ,  *スタウフェン1 ,  遺伝子発現制御

分類 (3件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (7件)： 保存 ,  モチーフ ,  dsRNA ,  結合領域 ,  二量体化 ,  mRNA分解 ,  促進