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J-GLOBAL ID：201302213872623629   整理番号：13A1763508

Ni合金表面におけるCOガス非解離吸着と溶質元素の表面偏析の関係(メタルダスティング腐食)

Correlation between Non-Dissociative Adsorption of CO and Surface Segregation of Solute Elements in Ni Alloys (Metal Dusting Corrosion)

著者 (3件)： 西山佳孝 (新日鐵住金株式会社技術開発本部鉄鋼研究所) ,  土井教史 (新日鐵住金株式会社技術開発本部鉄鋼研究所) ,  森口晃治 (新日鐵住金株式会社技術開発本部鉄鋼研究所)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 77  号： 6  ページ： 210-217 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メタルダスティング(MD)腐食を抑制する手法として,保護性酸化スケールの形成が有効であるが,酸化スケールの割れや剥離を完全に抑制することは困難である。著者らは,剥離後の金属露出面におけるCOガスの解離吸着に着目した。本研究では,周期律表14族および15族を溶質元素XとするNi-X2元系合金の923KにおけるMD腐食挙動をコーク堆積量から調べた。その結果,Ni-CuにおけるCuと同様に,COガスの合金表面における非解離吸着によって抑制効果を有していた。Cuに比べ14族Snの表面偏析は大きく,15族Sbはさらに大きかった。CO非解離吸着性は,表面偏析を伴う合金表面における電子状態密度におけるフェルミエネルギーEF位置で説明できた。

シソーラス用語： 二元合金 ,  *ニッケル合金 ,  炭素族元素 ,  ゲルマニウム添加合金 ,  スズ添加合金 ,  鉛添加合金 ,  リン添加合金 ,  アンチモン添加合金 ,  ビスマス添加合金 ,  *耐食性 ,  *高温腐食 ,  防食 ,  一酸化炭素 ,  *解離吸着 ,  *表面偏析 ,  状態密度 ,  Fermi準位 ,  表面性状 ,  コーク生成 ,  濃度依存性 ,  X線光電子分光法 ,  角度分解分光法 ,  光電子分光法 ,  バンド構造 ,  電子構造 ,  界面張力
準シソーラス用語： 14族元素 ,  15族元素 ,  *メタルダスティング ,  角度分解光電子分光法 ,  活量係数 ,  電子状態密度 ,  表面張力

分類 (1件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

引用文献 (15件)：

• NISHIYAMA, Y. Mater. Corros. 2005, 56, 806
• BLYHOLDER, G. J. Phys. Chem. 1964, 68, 2772
• NISHIYAMA, Y. Mater. Sci. Forum. 2006, 522-523, 581
• NISHIYAMA, Y. CORROSION/2009. 2009
• NISHIYAMA, Y. J. Electrochem. Soc. 2011, 158, C403

タイトルに関連する用語 (8件)： Ni合金 ,  COガス ,  解離吸着 ,  溶質 ,  元素 ,  表面偏析 ,  メタルダスティング ,  腐食