抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2010年にスーパエコシップとしてタンデムハイブリッド推進システムを搭載した省エネ船「興山丸」が就航した。また同時に陸上からの船舶管理を強化し,安全で安定輸送のために船舶管理モニタリングシステムの構築が進められている。船舶管理には運航管理,保船管理,船員管理,安全管理の4種類があるがその中の運航管理で最も重要になるのが動静情報である。船陸間通信を活用し陸上から船舶の動静を実時間でモニタリングできる。このモニタリングシステムには,海上に特化したGISを採用し,レイヤー構造を持つGISにはベースとなる海図に管理する各船と,陸上施設から本社に向けて送信されたAIS情報を重畳表示する。さらに内航船管理には気象情報を重畳表示させている。船員管理として乗組員の乗船期間や休暇の残日数,給与計算などの労務管理ができるシステムが開発されている。これらの取り組みは伝統技術である海技技術と最新の情報通信技術を組み合わせた内航海運にとって新しい取り組みである。