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J-GLOBAL ID:201302214116626742   整理番号:12A1812420

冠水(浸水)条件における成長に関係する日本のコムギ品種の種子根の通気組織形成

Aerenchyma Formation in the Seminal Roots of Japanese Wheat Cultivars in Relation to Growth under Waterlogged Conditions
著者 (3件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 164-173 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: L3405A  ISSN: 1343-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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植物にとって,根の形態学的な特性は冠水条件でも生存できるかどうかに関係してくる。ここでは,根の伸長角度と種子根における通気組織を形成するコムギの能力を評価した。日本の冠水(浸水)しやすい関東-九州地域からの5種類の栽培品種,および比較のために,非日本品種,Bobwhiteを用いて特性を検討した。鉢植えの苗を7日間,3cmの水深で冠水栽培した。植物成長に関し,冠水栽培の最初の有害影響は根の乾物量の減少であった。減少率は栽培品種によって異なり,白銀コムギで19.2%,農林61号で40.0%であった。6品種の全てで,根の通気組織はまず最初に,冠水2日目に観察され,7日目まで認められた。通気組織成長の定量的分析の結果,栽培品種間で放射組織の分布の違いは認められなかった。結果として,白銀コムギの根の重さは,通気組織の放射状方向または軸方向の成長能力のいずれにも関連性は見られなかったが,土壌内の浅いルートアングルと関係しているのではないかと考えられた。種子根<clang:Slovak>で通気組織を形成する能力は,日本のコムギ品種では不十分であると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物生理学一般  ,  麦 
引用文献 (24件):
  • 1) Armstrong, W. 1971. Radial oxygen losses from intact rice roots as affected by distance from the apex, respiration and waterlogging. Physiol. Plant. 25: 192-197.
  • 2) Armstrong, W. 1979. Aeration in Higher Plants. In H.W.W. Woolhouse ed., Advances in Botanical Research. Vol. 7, Academic Press, London. 226-332.
  • 3) Benjamin, L.R. and Greenway, H. 1979. Effects of a range of O2 concentrations on porosity of barley roots and on their sugar and protein concentrations. Ann. Bot. 43: 383-391.
  • 4) Boggie, R. 1977. Water-table depth and oxygen content of deep peat in relation to root growth of Pinus contorta. Plant Soil 48: 447-454.
  • 5) Colmer, T.D., Gibberd, M.R., Wiengweera, A. and Tinh, T.K. 1998. The barrier to radial oxygen loss from roots of rice (Oryza sativa L.) is induced by growth in stagnant solution. J. Exp. Bot. 49: 1431-1436.
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