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J-GLOBAL ID:201302214423224708   整理番号:13A0573440

ビタミンEをドープしたγ照射UHMWPEについてESRによる研究:ビタミンE拡散中の有機ラジカルに対する熱的効果の評価

EPR Study of γ-Irradiated UHMWPE Doped with Vitamin E: Assessment of Thermal Effects on the Organic Radicals During Vitamin E Diffusion
著者 (7件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 531-542  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: W0505A  ISSN: 0937-9347  CODEN: APMREI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストリア (AUT)  言語: 英語 (EN)
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ビタミンEの拡散過程における超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)に対する熱的効果について詳細に研究した。電子常磁性共鳴(EPR)により,コントロールおよびビタミンEドープ試料に対して,ラジカルをもつ放射線誘起一次(アルキル(-CH22_CH-CH2),アリル(-CH2_CH=CH-CH-CH2-)およびポリエニル(m>3の-CH-[CH=CH-]m-)の濃度の顕著な減少が生じていることがわかった。放射線誘起一次ラジカル(RIPR)の濃度は熱/拡散時間に比例して減少する。コントロール試料のEPRスペクトルはポリエチレン(PE)ラジカルのみを示すが,ビタミンEをドープした試料のスペクトルはPEラジカルに加えてビタミンEラジカルも示すことがわかった。特に興味深いことに,ビタミンE拡散中の熱はUHMWPEの放射線誘起一次ラジカルを低減させる上で重要な役割を果たす。120分の熱/拡散時間に対して,コントロール試料中の一次ラジカルの有効量は初期ラジカルの~7.5%である。ビタミンEドープ試料の一次ラジカルの残留量は約*10.0%である。さらに,EPR電力飽和法により,初期熱/拡散処理の酸素誘起残留ラジカル(OIRRs):m>3のR1(-CH-[CH=CH-]m-)およびm=2もしくは3のR2(OCH-[CH=CH-]m-)に対する影響を評価した。OIRR濃度も初期熱/拡散時間に比例して減少することがわかった。熱/拡散後の残留RIPRに相対的なOIRRの残留量はコントロールの約4.0%で,まだビタミンEドープUHMWPEの10.0%である。この結果は,ビタミンEが酸化プロセスをスローダウンさせることによってビタミンEドープUHMWPEの強力な酸化抵抗性に寄与することを示唆する。Copyright 2012 Springer-Verlag Wien Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物のEPR  ,  放射線高分子化学 

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