抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,大学間連携プロジェクト「超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究」(IUGONET)において,作成されたメタデータの受付やメタデータ・データベースへの登録を行っている「メタデータ登録・管理システム」のメタデータ登録処理に関する性能試験の結果について報告する。メタデータ登録・管理システムは,フリーのバージョン管理ソフトウェアであるGitを利用したメタデータ受付部と,そこからメタデータ・データベースへメタデータを登録するメタデータインポート部の,2つの処理部で構成される。この2つの処理部の性能を評価するために,実際に作成・登録されたメタデータを用いて,物理マシンおよび仮想マシン上に構築したLinux環境のそれぞれについて,メタデータの処理速度を計測した。その結果,Gitによるメタデータ受付部は物理マシンか仮想マシンかに依らず,メタデータ総数が500万件レベルまで増えても数分以内で処理が完了するのに対して,メタデータインポート部は処理時間が数時間から数十時間とかなり長くなり,特に検索エンジンであるLuceneのインデックス更新については,物理マシンにおける実行速度が仮想マシンのそれより約4倍高速であることがわかった。メタデータインポート部を物理マシン上に実装した場合,メタデータ総数500万件では,新規登録メタデータ数10万件にっき5時間弱プラスLuceneインデックス更新で21時間ほど処理時間がかかると見積もられる。(著者抄録)