抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,デジタル光弾性法を利用した応力分布測定技術の現状について紹介し展望を述べた。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:物体内の応力状態を調べる主な手法とその特性(実験的手法として「光弾性法」,数値的手法として「有限要素法」),「デジタル光弾性法」の開発経緯(応力解析に必要な光弾性パラメータの主応力差を示す「等色線縞(次数)」と主応力方向を示す「等傾線縞」の自動取得技術の進展),2)光弾性法:光弾性法の種類と特徴および用途(透過光弾性法,応力凍結法,光散乱光弾性法,光弾性CT法,光弾性皮膜法など),光弾性実験装置の構成(円偏光器,平面偏光器,半円偏光器),3)光弾性パラメータの決定:光弾性パラメータの取得(半円偏光器における円板の理論カラー光弾性縞,光弾性縞画像に位相シフト法の適用により得た等色線縞次数(主応力差)と主応力方向),光弾性パラメータの位相接続(相対縞次数と主応力方向に位相接続を実施して得た絶対縞次数と主応力方向),4)応力分布解析:二次元物体内の応力分布解析(せん断応力積分法による積分経路,光弾性パラメータにせん断応力差積分法を適用して得られた応力成分の例,任意方向つり合い式の離散化,領域型せん断応力積分法における要素分割など),三次元物体内の応力分布解析:応力凍結法,光散乱光弾性法(散乱光弾性用装置の例),光弾性CT法など,5)光弾性応力解析の展望とむすび:望まれる三次元物体の応力分布解析の自動化,高速現象に適用可能な高速偏光カメラの普及など。