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J-GLOBAL ID：201302215161297373   整理番号：13A1819597

安定同位体を用いたハイドログラフ分離:レビューと評価

Hydrograph separation using stable isotopes: Review and evaluation

著者 (4件)： KLAUS J. (Centre de Rech. Public - Gabriel Lippmann, Dep. of Environment and Agro-Biotechnologies, L-4422 Belvaux, Luxembourg) ,  KLAUS J. (Global Inst. for Water Security, Univ. of Saskatchewan, 11 Innovation Boulevard, Saskatoon, SK S7N 3H5, CAN) ,  MCDONNELL J.j. (Global Inst. for Water Security, Univ. of Saskatchewan, 11 Innovation Boulevard, Saskatoon, SK S7N 3H5, CAN) ,  MCDONNELL J.j. (Univ. of Aberdeen, School Geosciences, Aberdeen, GBR)
資料名： Journal of Hydrology  (Journal of Hydrology)
巻： 505  ページ： 47-64  発行年： 2013年11月15日 
JST資料番号： C0584A  ISSN： 0022-1694  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 安定同位体トレーサを用いた洪水ハイドログラフの分離は,1960年代後半にさかのぼる。これらの研究は,ほとんどがピーク流量でも洪水ハイドログラフにおける前事象水の大きな卓越を示したので,水文学者が流出発生を概念化する方法に対するパラダイムシフトの先駆けとなった。これは,降雨や融雪事象時の河川への水供給過程の基本的見直しを余儀なくさせた。2成分ハイドログラフ分離の簡易さは貯留水流出の重要性を示すための有力なツールであるが,2成分モデルに潜在する仮定は,今やこのアプローチのさらなる前進を制限している。本論では,1994年のこのテーマの先の総合的レビュー以降に完成した研究にとくに着目し,ハイドログラフ分離に対する安定同位体の利用をレビューした。著者らは,同位体ハイドログラフ分離適用によって得られた新分野知識への寄与を批判的にレビューした。とくに,2成分アプローチの限界に関する最近の問題に焦点を合わせた。著者らは,河道洪水流に対する寄与者としての土壌水の役割,および流域規模での土壌水と地下水シグネチャの差によって提起された問題を調べた。最後に,著者らは,2成分アプローチの限界を克服する方法に関するアイデアを提示し,ハイドログラフ分離に基づく同位体に関する今後の方向性に対する見通しを示した。これらの今後の方向性は,降雨流出構造の高周波解析,および可動水のライシメータベース土壌水サンプリングとtightly bound waterの低温蒸気ベース解析の比較を含む流域端成分のデュアル同位体解析に着目した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *安定同位体 ,  *分離 ,  レビュー ,  トレーサ法 ,  洪水 ,  *流出 ,  二成分系 ,  土壌水 ,  地下水 ,  同位体存在比 ,  ライシメータ ,  同位体分析
準シソーラス用語： *ハイドログラフ分離法 ,  端成分

分類 (1件)： 水文学一般  (DC07010R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 安定同位体 ,  ハイドログラフ ,  レビュー ,  評価