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J-GLOBAL ID:201302215262882030   整理番号:13A0881317

上海市の夏の環境における元素の粒度分布と周囲の粗粒状,微細繊維,および超微粒子の発生源解析

Size distribution of chemical elements and their source apportionment in ambient coarse, fine, and ultrafine particles in Shanghai urban summer atmosphere
著者 (8件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 882-890  発行年: 2012年 
JST資料番号: W0313A  ISSN: 1001-0742  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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上海市の大気中の環境粗粒子(直径1.8~10μm),微粒子(直径0.1~1.8μm),および超微粒子(直径<0.1μm)を,2008年の夏の間(8月27日~9月8日)抽出した。粒子の微視的キャラクタリゼーションを,走査電子顕微鏡観察とエネルギー分散X線分光分析(SEM/EDX)を併用して研究した。ケイ素,リン,セリン,塩素,カリウム,カルシウム,チタン,バナジウム,クロム,マンガン,鉄,ニッケル,銅,亜鉛,ヒ素,セレン,臭素,ルビジウム,ストロンチウム,および鉛の大きさを決定した粒子の質量濃度を,シンクロトロン放射蛍光X線(SRXRF)を用いて定量化した。元素の発生源解析を,濃縮係数法によって分析した。著者らの結果は,夏の大気中の粗粒子,微粒子,および超微粒子の平均質量濃度が,それぞれ,9.38±2.18,8.82±3.52,および2.02±0.41μg/m3であることを示した。微粒子の質量比は,PM10の全質量の51.47%を占め,微粒子が上海の環境粒子の主成分であることを示した。SEM/EDXの結果は,粗粒子が鉱物に,微粒子がすす凝集とフライアッシュに,および超微細粒子がすす粒子と未確認の粒子に支配されたことを示した。SRXRFの結果は,地殻元素が主に粗粒子に分布し,一方,重金属は微粒子に,より高い比率があることを示した。発生源解析は,ケイ素,カリウム,カルシウム,鉄,マンガン,ルビジウム,およびストロンチウムが痂皮源から来ており,そして,セリン,塩素,銅,亜鉛,ヒ素,セレン,臭素,および鉛が人為的発生源からのものであることを示した。粒子中のリン,バナジウム,クロム,およびニッケルは,多重源から寄与され,更なる研究を必要とするかもしれない。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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