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J-GLOBAL ID:201302215408107637   整理番号:13A1489095

ユリ科単子葉植物Tricyrtis sp.におけるハナウリクサのジベレリン2-オキシダーゼ遺伝子の過剰発現は矮性表現型を誘導する

Overexpression of the gibberellin 2-oxidase gene from Torenia fournieri induces dwarf phenotypes in the liliaceous monocotyledon Tricyrtis sp.
著者 (16件):
資料名:
巻: 170  号: 16  ページ: 1416-1423  発行年: 2013年11月01日 
JST資料番号: E0822B  ISSN: 0176-1617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ジベレリン(GA)は,茎伸長を含む植物成長及び発育の多くの側面を制御する植物ホルモンである。GA生合成及び代謝経路に関連する酵素をコード化する遺伝子は,多くの植物種で単離され,特徴づけられた。ジベレリン2-オキシダーゼ(GA2ox)は,生物活性GA或いはそれらの直近の前駆体を不活性型に触媒する。従って,それは生物活性GAのレベルを決定する際に直接的な役割を果す。本稿では,アゼナ科双子葉植物ハナウリクサ由来のGA2ox遺伝子(TfGA2ox2)を過剰発現しているユリ科単子葉植物Tricyrtis sp.のトランスジェニック植物を作出した。6つのトランスジェニック植物は全て矮性表現型を示し,それらを矮性程度によって2つのクラスに分類することができた。すなわち3つの植物は中等度の矮性,3つは極度の矮性であった。全てのトランスジェニック植物は小型の花を持つか或いは花がなく,より小さくて丸く暗い緑の葉であった。定量的リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)分析から,TfGA2ox2発現レベルは矮性程度と概して相関することが示唆された。液体クロマトグラフィー/質量分析(LC-MS)分析で示されるように,トランスジェニック植物において生物活性GAのGA1及びGA4の内因性レベルは多量に減少し,それらのレベルも矮性程度と相関した。トランスジェニック植物のジベレリン酸(GA3)での外因性処理はシュート長さの増加をもたらしたことから,トランスジェニック植物においてGAシグナル伝達経路は正常に機能する可能性が示された。以上から,トランスジェニック植物における形態学的変化は,生物活性GAの内因性レベルの減少に起因する可能性があった。最後に,GA代謝経路を遺伝的に操作することによるユリ科観賞植物における植物形態変化の分子育種の可能性について論じた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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花き・花木  ,  遺伝子発現  ,  酵素生理 

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