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J-GLOBAL ID：201302215424865398   整理番号：13A1143077

快適性を生み出す音と振動の制御技術 ATロックアップクラッチ部で発生するシャダー現象とその防止対策に関する研究

A Study on Shudder in Automatic Transmission Lock-up Clutch Systems and Its Countermeasures

著者 (6件)： 松崎健一郎 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  劉孝宏 (大分大 工) ,  中江貴志 (大分大 工) ,  末岡淳男 (九州職業能力開発大) ,  滝川由浩 (アイシン・エィ・ダブリュ) ,  大井陽一 (アイシン・エィ・ダブリュ)
資料名： 自動車技術  (Journal of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 67  号： 7  ページ： 60-65  発行年： 2013年07月01日 
JST資料番号： F0387A  ISSN： 0385-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車用自動変速機(AT)のトルクコンバータ内に設置されたロックアップ機構のクラッチ部で発生するジャダーと呼ばれるねじり振動について解説した。一自由度系での自励振動の発生メカニズムと防止対策を提示した。ジャダー現象に対して,実際の現象や実験結果に基づいた現象解明のための詳細なモデル化及び理論解析について調べた。ジャダーの発生振動数は約33Hzである。エンジンによる爆発振動の振動数成分に依存しない。ロックアップを開始する差回転数がおよそ60から100rpmのとき発生する。ジャダーの防止対策の一つとして検討した動吸振器の設計法や制振効果について説明した。ハンマリング試験による減衰比は約0.1であった。

シソーラス用語： *自動変速装置 ,  自動車 ,  クラッチ ,  トルクコンバータ ,  ねじり振動 ,  自励振動 ,  防振 ,  解析モデル ,  数値計算 ,  快適性 ,  *ロックアップクラッチ ,  動吸振器
準シソーラス用語： ダンパ ,  *ジャダー

分類 (2件)： 動力伝達装置  (QG03020Z) ,  振動伝搬  (BB02040K)

引用文献 (7件)：

• OGAWA, H. Mechanism of Shudder Phenomena in Torque Convertor and System Simulation Model. 2007, 81-89
• 加藤芳章. ロックアップクラッチのスリップシャダー発生機構に関する研究(第1報)-シャダー中のμ-V特性測定-. トライボロジスト. 1997, 42, 485-491
• CENTEA, D. Non-Linear Multi-body Dynamic Analysis for the Study of Clutch Torsional Vibrations. Applied Mechanical Modeling. 2001, 25, 177-192
• NAKANO, K. Safety-Design Criteria of Sliding System for Preventing Friction-Induced Vibration. Journal of Sound and Vibration. 2009, 324, 539-555
• KUGIMIYA, T. Development of Automatic Transmission Fluid for Slip-Controlled Lock-Up Clutch Systems. 1995, 83-91

タイトルに関連する用語 (7件)： 快適性 ,  音 ,  制御技術 ,  ロックアップクラッチ ,  現象 ,  防止対策 ,  研究