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J-GLOBAL ID：201302215728296063   整理番号：13A0061686

モバイルカリング(I)森林管理と連携した効率的エゾシカ捕獲の試み

著者 (10件)： 明石信廣 (北海道総合研究機構 林試) ,  上野真由美 (北海道総合研究機構 林試) ,  稲富佳洋 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  宇野裕之 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  吉田剛司 (酪農学園大) ,  伊吾田宏正 (酪農学園大) ,  濱田革 (北海道 水産林務部) ,  濱田革 (北海道上川総合振興局) ,  谷口佳昭 (北海道 水産林務部) ,  鈴木匡 (北海道釧路総合振興局)
資料名： 北方林業  (Northern Forestry, Japan)
巻： 65  号： 1  ページ： 12-15  発行年： 2013年01月01日 
JST資料番号： Y0115A  ISSN： 0388-8045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道において,エゾシカによる森林被害が続いており,エゾシカの個体数管理が重要である。ここでは,林野庁による「野生鳥獣による森林生態系への被害対策技術開発事業」及び道有林エゾシカ緊急対策事業による2011年度の取り組みを説明した。森林管理者による安全管理のもとで,各関係機関での調整を行い,事業計画を立案し,エゾシカの給餌,捕獲,捕獲個体の回収,最終処分までの一連の実施体制を整えた。捕獲する数箇所の林道を通行禁止とし,林道ではおよそ300~500mを離して7箇所に給餌場所を設置し,発砲距離を50~100mとし,計10日間捕獲を実施したところ,合計41頭を捕獲できた。これらの結果から林道の安全を確保し,林道上からの発砲が可能となり,シカの発見後,短時間での発砲により捕獲効率を向上させることができた。今後,森林管理者が森林内の野生動物の管理を遂行する制度が必要であると解説した。

シソーラス用語： *森林被害 ,  *野生動物 ,  狩猟 ,  捕獲 ,  給餌 ,  管理 ,  生態系 ,  食害 ,  有害生物防除 ,  森林生態系 ,  *Cervus nippon yesoensis ,  食害防止
準シソーラス用語： *エゾシカ ,  個体管理 ,  食害防除

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  狩猟  (FG02000L)

引用文献 (2件)：

• 1)濱崎伸一郎・小泉透・山内貴義(2011)生物多様性保全に向けたニホンジカの個体数管理.哺乳類科学51:181-185.
• 2)篠原由佳・吉田剛司・日野貴文・上畑華菜・伊吾田宏正・赤坂猛・上野真由美・稲富佳洋・宇野裕之・濱田革・谷口佳昭・赤間隆(2012)可猟区におけるエゾシカ(Cer-vus nippon yesoensis)の日周行動パターンとブラインド狙撃に反応した行動変化-道有林釧路管理区内の施業地における事例一.酪農学園大学紀要.自然科学編37:55-60.

タイトルに関連する用語 (5件)： 森林管理 ,  連携 ,  エゾシカ ,  捕獲 ,  試み