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J-GLOBAL ID:201302215967707946   整理番号:13A0940522

タバコカスミカメNesidiocoris tenuis(Reuter)およびコミドリチビトビカスミカメCampylomma chinense Schuhの生態と生物的防除資材としての有効性に関する研究

Study of ecology of Nesidiocoris tenuis (Reuter) and Campylomma chinense Schuh, and practical evaluation of those mirid stink bugs as a biological control agent.
著者 (1件):
資料名:
号: 13  ページ: 1(1)-1(2),1-51  発行年: 2013年03月08日 
JST資料番号: L2318A  ISSN: 1340-5993  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1.高知県の施設のナス,ピーマン,シシトウでは,害虫アザミウマ類に対してククメリスカブリダニやタイリクヒメハナカメムシなどの市販の天敵利用を組み込んだ総合的害虫管理(IPM)技術が慣行の技術として確立されていたが,2003年頃から各種薬剤に対して感受性の低下したタバココナジラミバイオタイプQが発生し,それまで構築されていた防除体系では対応しきれない状況となった。そうした中,2005年5月に高知県安芸市伊尾木の施設ナスでタバコカスミカメが,2005年5月に高知県南国市廿枝の高知県農業技術センター内の施設ナスでコミドリチビトビカスミカメが自然発生し,タバココナジラミの発生を抑制した事例が見られた。そこで,これら2種のカスミカメムシの生物的防除資材としての利用の可能性を明らかにするために本研究を行った。2.前述の圃場から2種のカスミカメムシを採集し,餌としてスジコナマダラメイガ解凍卵と産卵基質としてタバコカスミカメにはフチベニベンケイ,コミドリチビトビカスミカメにはイエキクを与えて継代飼育を開始し,そこから得られた成虫,幼虫を供試した。3.タバコカスミカメおよびコミドリチビトビカスミカメのタバココナジラミとミキイロアザミウマに対する捕食能力について調査した結果,タバココナジラミ4齢幼虫に対する1日当たりの推定最大捕食量は,タバコカスミカメの雌雄がそれぞれ56.0頭,40.9頭,コミドリチビトビカスミカメの雌雄がそれぞれ40.0頭,36.1頭であった。ミナミキイロアザミウマ2齢幼虫に対する1日当たりの推定最大捕食量は,タバコカスミカメの雌雄がそれぞれ165.0頭,124.8頭,コミドリチビトビカスミカメの雌雄がそれぞれ482.5頭,288.5頭であった。このことから,2種のカスミカメムシはタバココナジラミとミナミキイロアザミウマに対して非常に高い捕食能力を有することが分かった。...(著者抄録)
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分類 (3件):
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野菜  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  生物的防除 
引用文献 (85件):
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