抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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公共建築物等木材利用促進法の制定の経緯と,木材利用の取組み事例を紹介した。戦後,公共建築物での木材利用は,不燃化の徹底等から抑制されてきた。このため潜在的な需要が期待できる公共建築物から木材利用に取組むことが重要との考えから,平成22年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が制定された。法の仕組みを図で示して解説した。平成23年度の国の実績を表で示したが,今後工夫・クリアしなければならない課題もある。多くの市町村において方針が策定され,北海道黄金ふれあいセンターほかユニークな建造物が作られたので一例を紹介した。今後の動きを,木造公共建築物の整備にかかる支援,官庁施設における木造耐火建築物の整備指針の策定,学校の木造化の推進,建築基準法の見直しに関する検討,および建築分野における技術開発,などについて解説した。