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J-GLOBAL ID:201302218139927923   整理番号:13A1318977

DNAミスマッチ修復,損傷シグナル伝達およびその他の非標準的作用の過程でのMSH2およびMSH6の構造性,分子性および細胞性機能

Structural, molecular and cellular functions of MSH2 and MSH6 during DNA mismatch repair, damage signaling and other noncanonical activities
著者 (3件):
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巻: 743-744  ページ: 53-66  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: C0520B  ISSN: 0027-5107  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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DNAミスマッチ修復(MMR)の分野は細菌でのMutHLS修復システムの発見以来,急速にひろがっている。1990年代中頃までに,細菌性MutLおよびMutSの酵母とヒトの相同体が同定され,遺伝性非ポリポーシス結腸直腸癌(HNPCC;リンチ症候群)への関与について精力的に研究されている。ヒトMutS相同体6蛋白質(hMSH6)はhMSH2のG:T結合パートナー(GTBP)として1995年に初めて報告され,これはhMutSαミスマッチ結合複合体を形成する。それぞれのDNA結合hMutSα複合体からのシグナル伝達はhMutLαヘテロ二量体(hMLH1とhPMS2)によってなされる。個々のMMR蛋白質の分子機構と細胞調節は現在集中的に研究されている分野である。本総説ではミスマッチ結合関連の分子的機構,およびMutSα,特にMSH6がMMR依存性DNA損傷応答と他のDNA修復経路との細胞内でのコミュニケーションにおいて重要な蛋白質であるという新たな証拠に焦点を当てる。MSH6はMSH2非存在下で不安定であるが,このヘテロ二量体のDNA損傷結合パートナーである。MSH2でなくMSH6にはいくつかの異なるDNA構造歪みを認識して結合する保存Phe-X-Gluモチーフがあり,異なる細胞性応答を引き起こす。hMSH6にはまた核内へのhMutSα往復輸送に必要な核局在配列も存在する。例えば,O6meG:Tへの結合で,MSH6はこのユニークな蛋白質のN末端の無秩序ドメイン内でのリン酸化変化に関わるDNA損傷応答を引き起こす。多くの研究が複製後DNA修復機構としてMMRに集中している一方で,MMR蛋白質は細胞周期のすべての相で発現し,作用している。MutSαと特にMSH6の存在を必要とする調節性細胞の役割に関する発見が多くある。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  生物学的機能 

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