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J-GLOBAL ID:201302218836000374   整理番号:13A0549459

超音波処理で誘発されたBoc-L-Phe-L-Lys(Z)-OMeのコイル化繊維構造

Sonication-Induced Coiled Fibrous Architectures of Boc-L-Phe-L-Lys(Z)-OMe
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資料名:
巻: 19  号:ページ: 1769-1777  発行年: 2013年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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単なる加熱-冷却では自己支持性および安定なゲルを形成できない超短鎖ペプチドBoc-L-Phe-L-Lys(Z)-OMe(Z=カルボベンジルオキシ)が,超音波処理下では,種々の脂肪族および芳香族溶媒の非常に効率的で融通がきく低分子量ゲル化剤(LMWG)として機能することを見いだした。意外なことに,この単純なジペプチドはコイル化繊維を形成できるだけでなく,自己回復および熱的キロプチカル切換挙動も示した。また,このコイル化アセンブリの形成が,溶媒の性質と添加物の存在によって影響されることがわかった。これらの特性を利用することにより,この超短鎖ペプチド有機ゲルの巨視的および微視的特性を調整することが可能であった。そして,二量体または交互繊維束形態を持つ螺旋形繊維の高度秩序化シングルドメインネットワークの形成ができた。有機ゲルを,FTIR,SEM,NMRと円偏光二色性(CD)分光学を用いて特徴づけた。面白いことに,CD実験で,芳香族溶媒中のBoc-L-Phe-L-Lys(Z)-OMeの有機ゲルが熱キロプチカル切替えを示すことが見いだされた。この挙動は,ゲル化剤の立体配座的な変換に付随する,ゲルのモルフォロジー変化から生じるためと仮定された。このような小分子ペプチドが階層的なアセンブリと自己会合を制御する可能性を持つという事実は,興味をそそる。超音波処理下のBoc-L-Phe-L-Lys(Z)-OMeによる自己回復能力,キロプチカル切替え,そしてさらに重要なことに,螺旋形アセンブリの形成は,このジペプチドを超短鎖ペプチドの自己集合能力の面白い例としている。
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分類 (1件):
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ペプチド 
タイトルに関連する用語 (4件):
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