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J-GLOBAL ID：201302219627240488   整理番号：13A1429950

CO₂/CH₄ガス置換によるメタンハイドレート産出試験

著者 (7件)： 大槻敏 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  赤坂千寿 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  寺尾好弘 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  山本晃司 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  川本尚実 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  佐伯龍男 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  吉澤実 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
資料名： 石油天然ガス・金属鉱物資源機構石油開発技術本部年報
巻： 2012  ページ： 180-182  発行年： 2013年08月30日 
JST資料番号： L0426A  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本実証試験は永久凍土下のメタンハイドレート層にCO₂を圧入し,メタンハイドレート中のメタンとCO₂を置換することにより,メタンガスを生産する世界初のフィールド実証試験である。実証試験は成功裡に終わり,CO₂/CH₄ガス置換挙動並びに減圧法による生産挙動に関する貴重なデータが得られたと考えられる。生産初期はメタンハイドレートの安定圧力範囲内で,メタンガスを生産しており,減圧法により分解したメタンガスではなくガス置換により置換されたメタンガスが生産されたと考えられる。延べ30日に及ぶ生産期間中に累計985Mscf(約27900m³)のガスが生産された。累計生産量の内訳はCO₂が21Mscf,N₂が109Mscf,CH₄が855Mscfであった。N₂の圧入量162Mscf,CO₂の圧入量48Mscfを考慮すると,CO₂回収率はN₂回収率より低く,これはCO₂の方が地層中に留まる傾向にあることを示している。

シソーラス用語： *ガスハイドレート ,  *産出試験 ,  実証実験 ,  *永久凍土 ,  置換【油層】 ,  治療法 ,  メタンガス ,  天然ガス ,  *メタンハイドレート
準シソーラス用語： 減圧法

分類 (1件)： 採収法  (UA10040R)

引用文献 (6件)：

• NETL, Gas Hydrate Production Trial Using CO₂/ CH₄Exchange : http : //www.netl.doe.gov/technologies/oil-gas/FutureSupply/MethaneHydrates/projects/DOEProjects/MH_06553HydrateProdTrial.html, February 2013.
• Office of Fossil Energy, U. S. Department of Energy, 2012 Exchanging Carbon Dioxide for Methane in Prudhoe Bay, Issue No. 6, Second Quarter.
• Ignik Sikumi Gas Hydrate Exchange Trial Project Team, 2012 Ignik Sikumi Gas Hydrate Field Trial Completed, Fire in the Ice, Vol. 12, Issue, 1-3.
• Lee H. , Seo Y. , Seo Y. T. , Moudrakovski I. L. , and Ripmeester J. A. , 2003 Recovering Methane from Solid Methane Hydrate with Carbon Dioxide, Angew. Chem. Int. Ed. , Vol. 42, Issue 41.
• Graue A. , Kvamme B. , Baldwin B. A. , Stevens J. , Howard J. , Ersland G. , Husebø J. , and Zornes D. R. , 2006 Magnetic Resonance Imaging of Methane-Carbon Dioxide Hydrate Reactions in Sandstone Pores, SPE ATCE, 102915-MS.

タイトルに関連する用語 (4件)： CO2 ,  置換 ,  メタンハイドレート ,  産出試験