抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学反応容器の安全弁が作動したときに,引火性液体の噴出によって生じる静電気が爆発性混合気に着火する可能性を検討するために,多種の液体を用いて実験を行った。その結果,帯電量に対して,容器の内圧と安全弁作動圧の差,気液混合の状態,導管の有効長,液温,液体に含まれる粉体の濃度と粒径,安全弁のサイズなどが顕著な影響を及ぼすことを明らかとした。とりわけ,非導電性液体に粉体が含まれると,液体だけの場合と比較にならないほどの大量の電荷が発生した。また,テトラヒドロフランは比較的大きな電荷を発生するとともに場合よっては非常に大きな電荷を生じることが示唆された。本実験で得られた電荷量であっても着火性ブラシ放電を生じる程度の空間電荷雲が形成される可能があり,現場ではブラシ放電対策を施すことが望ましい。(著者抄録)