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J-GLOBAL ID：201302219770474406   整理番号：13A1490821

ダイナミック式氷蓄熱システムにおける高効率化

著者 (3件)： 小川貴弘 (新菱冷熱工業 中研) ,  田村記秀 (新菱冷熱工業 中研) ,  山田育弘 (新菱冷熱工業 中研)
資料名： 新菱冷熱中央研究所報  (Report of Shinryo Corporation Research & Development Center)
巻： 20  ページ： 81-86  発行年： 2013年08月23日 
JST資料番号： L2078A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水の過冷却現象を利用したダイナミック式氷蓄熱システム(DISS)は製氷コイルが不要,冷凍機の成績係数が高い等の特徴を有しており有用なシステムである。しかしシステム効率においては改善の余地がある。DISSの高効率化を目的として過冷却水から生成された直後の氷水に含まれる氷核と取水冷水に含まれる氷核の融解特性の違いに着目した。そして氷核融解加熱量を低減する方式を考案して実験によりその効果を確認した。試験結果から過冷却解除直後の氷核は取水冷水に含まれる氷核に比べて低い温度で融解可能であること,氷核融解加熱温度を従来の0.5°Cから0.2°C以下に低減して熱損失を60%以上削減可能なことを示した。氷-水分離運転の起動条件は過冷却水温度-1.0°Cが適正であることも示した。

シソーラス用語： *動的系 ,  *氷蓄熱 ,  システム ,  *効率化 ,  水 ,  過冷却 ,  成績係数 ,  氷晶核 ,  融解 ,  過冷却液体 ,  相転移 ,  蓄熱システム ,  過冷却水 ,  *改変

分類 (3件)： 冷房  (PC02030Q) ,  冷凍一般  (PD01000F) ,  相変化を伴う熱伝達  (PA02040V)

引用文献 (4件)：

• 1)長門秀樹,木村文夫:新菱冷熱中央研究所報告,VOL.7(2000), pp.71~78
• 2) N.H. FLETCHER: The Chemical Physics of Ice, 1974, pp.98~105
• 3)黒岩大助:雪の結晶の変態と氷の焼結,鉄と銅第62,1976, 第7号,pp.130~139
• 4)(株)日本電機計測器工業会,温度計の正しい使い方,第3版(1995), pp.163~166, pp.255~257

タイトルに関連する用語 (2件)： 氷蓄熱システム ,  高効率化