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J-GLOBAL ID:201302220026862200   整理番号:13A1017391

Galicia(スペイン北西部)の播種性新生物があるヨーロッパザルガイCerastoderma eduleの生物マーカーのレベルと癌関連遺伝子の転写レベル

Biomarkers and transcription levels of cancer-related genes in cockles Cerastoderma edule from Galicia (NW Spain) with disseminated neoplasia
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資料名:
巻: 136-137  ページ: 101-111  発行年: 2013年07月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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播種性新生物(DN)は世界中の海産二枚貝のいくつかの種で報告されている病態であるが,その原因はまだ十分に説明されていない。化学物質汚染が新生物に寄与する因子である可能性が示唆されている。本研究の目的は,化学物質汚染の負荷と関連付け,DNが生じているヨーロッパザルガイ(Cerastoderma edule)における細胞及び組織生物マーカーと癌関連遺伝子の転写レベルを健康なものと比較することである。そのため2009年5月にCambados(Galicia ,Ria de Arousa)の天然床からヨーロッパザルガイを採集した。DNの発症率は12.36%でDNの重度は3段階に区別した。金属蓄積,非特異的炎症反応及び寄生については健康な貝とDNが発症している貝の間に有意な差を観測できなかった。DN発症の貝ではリソソーム膜の安定性が有意に低下していたが,これは健康状態が悪いことを示す。小核発生頻度は非常に低く,DN重度別のグループ間でその有意な差は検出できなかった。血リンパ分析から,中程度及び重度のDNにかかっているヨーロッパザルの有糸分裂像と二核細胞の発生頻度は健康なものよりも高いことを示した。新生物ができた貝のp53とrasの転写レベルは健康なものより高くras遺伝子配列中に変異を検出した。Cambadosのヨーロッパザルから低濃度の金属類,多環芳香族炭化水素,ポリ塩化ビフェニル及びフタル酸エステルを検出した。以上のことからDNにかかったヨーロッパザルは一般的なストレスを被っており,癌関連遺伝子の転写パターンが変化していると結論した。この貝種の発癌機構を明らかにするためのさらなる研究が進んでいる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発癌機序・因子  ,  動物学一般 

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