抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(いわゆる「化管法」)に基づくわが国のPRTR制度では,廃棄物処理施設からの環境中への排出量は一部を除いて届出されないため,国は届出外排出量としての推計を試みた。数年間の検討を経て,まず一般廃棄物処理施設(ごみ焼却施設)に限って大気等への排出量を推計し,公表することとした。大気を中心として排出量を推計した結果,鉛・ニッケル・アセトアルデヒドなど17物質の合計として,2011年度の全国での排出量は約160tonと推計された。しかし,今回の推計結果には信頼性としての課題が残っているため,さらにデータを収集し,継続的な見直しを行うことが不可欠と考えられる。また,産業廃棄物処理施設(焼却施設)なども信頼できる測定データなどを収集し,推計・公表の対象として追加することが必要と考えられる。(著者抄録)