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J-GLOBAL ID:201302220564634950   整理番号:13A1151493

中国北西部の黄土斜面における土壌水分の空間パターンとプロファイル内のその時間的安定性

Spatial pattern of soil moisture and its temporal stability within profiles on a loessial slope in northwestern China
著者 (5件):
資料名:
巻: 495  ページ: 150-161  発行年: 2013年07月12日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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土壌水分の空間分布の時間的安定性は,通常,地域全体の土壌水分の反復調査後に観察される。土壌水分の時間的安定性が植生と局所地形の複合影響下で土壌深度に伴ってどのように変動するかを理解するため,著者らは,種々の植生タイプ(Korshinskムラスズメ,KOP;ムラサキウマゴヤシ,ALF;自然休閑,NAF;キビ,MIL)下の4画地(61m×5m)において,中国の黄土斜面の1mプロファイル内の10cm間隔で土壌水分データを収集した。土壌含水量の測定は,2010年~2012年の15時点で中性子探針によって行った。鉛直および水平次元の両者で土壌水分分布を調べ,その空間パターンを表し,その時間的安定特性をより理解するための基礎を築いた。次の結果が得られた。1)土壌水分は,4画地で異なる鉛直トレンドと類似した水平トレンドを示し,植生タイプに関係なく主に隣接土壌層間で土壌水分の有意な相関があり,KOPとALF下の土壌プロファイルのほとんどで見られ,NAFとMIL下の土壌プロファイルではそれほど多くなかった。2)Spearman順位相関係数によると,KOPとMIK下では深度増加に伴って時間的安定性が概して増加したが,ALF下では最初に増加してその後減少し,NAF下では最初の3測定後に増加した。3)相対差手法によると,極端な水分をもつ点は,平均水分をもつ点よりも大きい深度で残存する傾向があり,それらの時間的安定性は土壌深度増加に伴って増大した。4)MRD(平均相対差)と湿潤指数の間の相関は土壌深度に伴って弱くなった。SDRD(MRDの標準偏差)と湿潤指数の関係は,土壌深度に伴って非線形的に変動した。影響の降順で,植生タイプ,土壌深度および湿潤指数が土壌水分の時間的安定性に有意な影響を示した。選定した土壌特性の中で,飽和透水係数,容積重および土壌有機炭素は,全て,SDRDsに有意に影響を与えた。これらの観測は,時間的安定性理論および土壌水分管理対策に対して貴重な情報を加えると期待される。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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土壌物理 

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