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J-GLOBAL ID:201302220588911831   整理番号:13A1027459

灌漑地の溶質再循環が地下水塩水化に及ぼす影響のモデリング:ペルー,アルトピウラ帯水層の研究

Modeling the impact of solute recycling on groundwater salinization under irrigated lands: A study of the Alto Piura aquifer, Peru
著者 (7件):
資料名:
巻: 482  ページ: 25-39  発行年: 2013年03月04日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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乾燥地及び半乾燥地における地下水水質の研究は,灌漑における戻り流が帯水層の塩水化に寄与する主要な要因の一つであることを示している。既存の数学的モデルは灌漑中の日スケールでの溶質再循環について明確には考慮していない。この溶質再循環は重要な塩類化の入力と考えられている。本研究の主な目的は,水フラックスと土壌表面での溶質フラックスを結合して帯水層から汲み上げた水の水質により灌漑戻り流の影響をシミュレートできる数学的数値モデルを開発することである。このモデルは可変飽和帯における一連の一次元Richard’s方程式と地下水中の3次元流れ方程式によって通気帯-帯水層システムの流れを表現する準3次元モデルを用いて得られた。三次元移流分散方程式の解が全領域で得られた。灌漑水の濃度を特定の位置で抽出された地表水,地下水の両方の濃度の関数として各時間ステップごとに計算した。このモデルを30年以上にわたるアルトピウラ(ペルー北部)の帯水層の地下水塩水化に及ぼす灌漑の影響をシミュレートするために適用した。3つのシナリオを検討した。すなわち,(i)洪水灌漑と地下水抽出の使用(現状),(ii)最初のシナリオに比べて地下水揚水を50%にまで増加,(iii)洪水灌漑から点滴灌漑に移行して最初のシナリオに比べておよそ60%灌漑量を減少。その結果,様々な灌漑地域でシミュレートした地下水の総溶解固形物の増加率は地下水において年3~5から15~17mg/L/年変化すること,これは水地質学的条件と水化学的条件,揚水量及び適用した地表水と地下水の割合に依存していることが示された。洪水灌漑から点滴灌漑への移行は,地下水の戻り流が地下水水質に及ぼす負の影響を減少させた。しかしながら点滴灌漑は洪水灌漑に比べて土壌塩水化を早める原因となっている。灌漑リターン係数は第1及び第2のシナリオでそれぞれ21~23%,22~24%のオーダーと計算された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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水質汚濁一般  ,  地下水学  ,  農業土木 

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