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J-GLOBAL ID：201302220686171854   整理番号：13A1130653

強誘電体・誘電体材料研究の新展開 強誘電性電荷揺らぎを利用した触媒設計

著者 (1件)： 狩野旬 (Okayama Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 48  号： 7  ページ： 525-531  発行年： 2013年07月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,誘電体の構造相転移をフォノン物性の観点から捉え続けてきた実験家の立場から,強誘電体とナノ金属接触した系の研究の現状の紹介とその系で発現すると思われる誘電性がアシストする触媒能について述べた。誘電体触媒は,強誘電性のサイズ効果の研究過程で偶然見出された。この発見以来,半導体物性に基づく誘電体のバンド構造,強誘電性-金属接合でのエネルギー準位図を俯瞰してみることで解釈を試みてきた。強誘電体は常磁電相で分極揺らぎを内包しており,この揺らぎは界面接合したナノ金属のフェルミ準位を搖動させ,外部からのガスに対し電子-正孔を供給するようである。1)誘電体触媒発見の経緯:Pb/PSTのエタノール水蒸気改質実験,2)誘電体触媒のメカニズム,3)分極揺らぎが誘発する触媒作用の直接観察。

シソーラス用語： *触媒設計 ,  触媒 ,  *触媒活性 ,  強誘電性 ,  ゆらぎ ,  ナノ構造 ,  金属 ,  接触 ,  エネルギー準位 ,  *強誘電体 ,  Fermi準位 ,  電子正孔対 ,  *チタン酸塩 ,  ストロンチウム化合物 ,  鉛化合物 ,  鉛 ,  水蒸気改質 ,  磁器コンデンサ ,  温度依存性 ,  転化率 ,  バンド構造 ,  反応機構 ,  微細構造 ,  脂肪族アルコール ,  触媒機構 ,  電荷ゆらぎ
準シソーラス用語： MLCC

分類 (1件)： 触媒の調製  (CB06110P)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (7件)： 強誘電体 ,  誘電体材料 ,  研究 ,  展開 ,  強誘電性 ,  電荷揺らぎ ,  触媒設計