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J-GLOBAL ID：201302220849372585   整理番号：13A0098181

鋼構造物のめっき時のひずみメカニズムとその抑止

Mechanism and Prevention of Strains Arising when Galvanizing Steel Structures

著者 (4件)： 岩崎正二 (岩手大 工) ,  出戸秀明 (岩手大 工) ,  西尾吉史 (デンロコーポレーション 東北ガルバセ) ,  辻英朗 (デンロコーポレーション 東北ガルバセ)
資料名： デンロ技報  (Denro Corporation Technical Report)
号： 55  ページ： 1,3-13  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： L0290A  ISSN： 0915-4973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶融亜鉛めっきは,部材の寸法,形状,構造などにより,事前に最適な溶融亜鉛めっき条件を選定しなければならない。そこで,コンピュータ解析によるシミュレーションを行うことで,最適な溶融亜鉛めっき条件を選定する手法を提案する。特に,本稿では以下の2例について紹介する。1)大型鋼I桁のような大型構造部材に溶融亜鉛めっきを行う場合,鋼部材内に発生する温度分布差が大きくなる傾向にあるため,熱変形も大きくなる可能性がある。その熱変形を,様々な浸漬方法別に弾塑性熱応力解析を用いて算出し,熱変形の防止対策を検討する。2)合成床版に用いる鋼板パネルに溶融亜鉛めっきを行う場合,鋼板内にどの程度の熱応力と熱変形とが発生するのか,また,その熱応力と熱変形とが鋼板の初期温度にどのように影響を受けるのかを解明するため,弾塑性熱応力解析を行い,その解析結果より熱応力を軽減させる対策を検討する。また,めっきによる鋼板の変位に関して,弾塑性熱応力解析結果と実測値との比較検討を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *鋼構造 ,  亜鉛めっき ,  溶融めっき ,  温度分布 ,  数値解析 ,  弾塑性解析 ,  熱応力解析 ,  シミュレーション ,  熱変形 ,  熱応力 ,  鋼板 ,  温度依存性 ,  *めっき ,  浸漬 ,  応力歪特性 ,  塑性 ,  降伏応力 ,  解析モデル ,  有限要素法 ,  角度依存性 ,  変位 ,  橋床版 ,  パネル ,  三次元
準シソーラス用語： 合成床版 ,  熱伝導解析 ,  溶融亜鉛めっき

分類 (2件)： 溶融めっき  (WC08026A) ,  金属構造  (RA04050W)

引用文献 (4件)：

• 1)阿部英彦,家澤徹,金沢正午,加藤昭夫,粟飯原周二:橋梁の亜鉛めっき割れ防止に関する熱弾塑性解析と基礎的研究,構造工学論文集vol.43A,pp1161-1170,1997
• 2)菊池昌利:溶融亜鉛中における鋼平板のひずみ測定と熱ひずみ計算,非破壊検査,第29巻,pp368-373,1982
• 3)菊池昌利,家澤徹:溶融亜鉛めっき時における鋼管の変形挙動,材料,第30巻,pp322-329,1981
• 4)菊池昌利,家澤徹:鋼管鉄塔部材溶融亜鉛めっき時の熱応力測定,非破壊検査第32巻,pp631-635,1983

タイトルに関連する用語 (5件)： 鋼構造物 ,  めっき ,  ひずみ ,  メカニズム ,  抑止