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J-GLOBAL ID：201302220905237874   整理番号：13A0234588

妊娠期における葉酸投与:細部に悪魔はいるか?

Folic acid supplementation in pregnancy: are there devils in the detail?

著者 (2件)： BURDGE Graham C. (Univ. Southampton, Southampton, GBR) ,  LILLYCROP Karen A. (Univ. Southampton, Southampton, GBR)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 108  号： 11  ページ： 1924-1930  発行年： 2012年12月14日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 妊婦への葉酸(FA)投与は妊娠21~28日に起こる神経管欠損症(NTD)を防ぐために実施され,効果をあげている。FAの許容上限は1mg/日で,15~100mg/日投与してようやく有害作用が出るほど安全といわれるが,葉酸は一炭素代謝の補因子で,発達のための転写調節に関わるので,妊婦へのFA投与は胎児に予測できない副作用を及ぼす可能性がある。本総説ではヒトおよび動物への妊娠期のFA投与が仔の表現型や分子学的結果に及ぼす影響に関する最近の研究をまとめた。妊婦へのFA投与はヒトの子供で短期間にアレルギー関連呼吸器損傷を起こし,ラットでは複数世代にわたって呼吸器損傷を及ぼす。また妊婦のFA状態が高さと6歳児のインスリン抵抗とが正の相関を示す。妊娠ラットへのFA投与で仔の乳腺腫瘍が増加し,大腸癌は減少する。しかしこのような報告は数が少ないので,さらに長期間の研究が必要である。

シソーラス用語： ビタミンB群 ,  妊娠期 ,  *奇形 ,  *神経系疾患 ,  予防 ,  妊婦 ,  遺伝学 ,  母親 ,  マウス ,  ヒト ,  経口投与 ,  子供 ,  アレルギー疾患 ,  代謝 ,  腫瘍 ,  先天性心疾患 ,  リスク ,  安全性 ,  母性栄養 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ヒドロキシ化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  エピジェネティクス
準シソーラス用語： 健康リスク ,  *神経管欠損 ,  変異マウス

分類 (2件)： ビタミンB群  (EB07030L) ,  婦人科・産科の臨床医学一般  (GS01030W)

物質索引 (1件)： 葉酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 妊娠期 ,  葉酸 ,  投与