抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北アルプスの高山帯や亜高山帯にみられる大規模・中規模の地すべり地をとりあげ,その地形・地質特性や,地すべり地特有の植生分布について概説した。高山帯・亜高山帯の地すべりブロックには低崖や凹地が発達する。地すべりブロック上には線状・弧状の植生パターンや,密集した水域・湿原が出現する。この植生パターンは,地すべり斜面の傾斜,比高,土壌の物性,微気候,水分条件などのミクロな差異によって成立した可能性が高い。初生地すべり発生後,地すべりブロックが再移動して二次地すべりを起こしている例があり,この前後で自然環境が変化したことをうかがわせる。