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J-GLOBAL ID:201302221705131040   整理番号:13A0414827

三次元培養での侵襲能に対する間質線維芽細胞の影響を評価するための,磁力に基づく細胞パターン化

Magnetic force-based cell patterning for evaluation of the effect of stromal fibroblasts on invasive capacity in 3Dcultures
著者 (3件):
資料名:
巻: 42  ページ: 300-307  発行年: 2013年04月15日 
JST資料番号: D0173C  ISSN: 0956-5663  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍微小環境を再現する生物模倣型の細胞培養系は,細胞-細胞相互作用や細胞-細胞外マトリックス相互作用における腫瘍細胞の挙動を理解するのに必須である。本稿では,腫瘍細胞に対する間質線維芽細胞の影響を評価するために,コラーゲンに包埋した三次元スフェロイドアレイを開発した。乳房上皮腫瘍細胞モデルであるMCF10A/myr-Akt1を磁性標識し,ピンフォルダーデバイスと磁石を用いて,外部磁力によってアレイに整列させると,星状の細胞配置を観察できた。正常ヒト線維芽細胞(NHDF)をコラーゲン中に共存させたときには(間接相互作用アレイ),MCF10A/myr-Akt1細胞の挙動変化はわずかであった。一方,NHDFを磁性標識し,MCF10A/myr-Akt1細胞とともにパターン化した場合(直接相互作用アレイ),NHDFに沿って細胞の拡がりと増殖が認められた。細胞の画像解析から,細胞の面積と長さは,MCF10A/myr-Akt1細胞単独や間接相互作用アレイに比べて,直接相互作用アレイにおいて統計的に有意に増加していることがわかった。また,間接相互作用アレイにおいて,NHDFと共存させたときの乳癌細胞MDA-MB-231の薬剤感受性を調べた。興味深いことに,100μMコラゲナーゼ阻害剤によって細胞の運動と増殖は明らかに抑制されたが,浸潤突起の形成は共存するNHDFによって有意に増加した。腫瘍の進行がその微小環境に影響されることから,腫瘍細胞の侵襲や増殖に対する間質細胞の影響を直接的ならびに間接的に評価できる磁性細胞パターン化法は,より効果的な癌予防・治療法を評価・デザインするための方法として非常に適している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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細胞・組織培養法  ,  細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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