抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本レオロジー学会技術賞を受賞した著者らが開発した非接触,少量,密閉および迅速等の特徴を有する球回転型電磁気スピニング(EMS)法を用いた粘度計測システムの特長とそれらを活用した各種試料の粘度測定の結果を報告した。まず,球回転型EMS粘度計の測定原理を説明した。更に,下記の測定の事例を紹介した。1)架橋に伴う硬化過程のモニタリング-二液型熱硬化性エポキシ樹脂の硬化過程の粘度測定,2)特殊環境(密閉系)での粘度測定-ねじ口試験管に封入した100°Cのグリセリン/イオン交換水溶液の粘度測定,3)電磁石型EMSシステムの開発と応用-プローブ球の回転軸に対して垂直な面内に電磁石を四極に配置した四重極型EMS(QEMS)の開発とCTAB/NaSAl系ひもミセル溶液の粘弾性スペクトルの測定,4)ディスク型EMSシステムの開発と応用-低粘度液体の粘度測定。