抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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喜界島で行われたペドロジスト・トレーニングコースの「土壌生成と時間」で調査した喜界島の3地点(KI-1:百之台展望台北,KI-2:七十七曲がりへ下る入り口,KI-3: 川嶺集落北)の土壌について,土壌断面の形態,一般理化学性および遊離酸化鉄の形態の分析を行った。その結果,KI-1はKI-3と比較して,(1)シルト/粘土比の低下,(2)粘土の移動集積,(3)遊離酸化鉄の結晶化指数の増大が認められ,土壌生成作用と風化を長期間受けた土壌であることが明らかになった。同一段丘上に位置するKI-1とKI-2の関係は,母材の差に起因する可能性が示唆された。