文献

J-GLOBAL ID：201302222090320707   整理番号：13A0094584

地下水処理におけるひ素バイオリーチングの数学モデル予測

Mathematical model predicting arsenic bioleaching in groundwater treatment

著者 (5件)： HASSAN Khondoker Mahbub (Khulna Univ. Engineering & Technol. (KUET), Khulna, BGD) ,  FUKUSHI Kensuke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAKAJIMA Fumiyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMAMOTO Kazuo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  BARI Quazi Hamidul (Khulna Univ. Engineering & Technol. (KUET), Khulna, BGD)
資料名： Journal of Water Supply Research and Technology  (Journal of Water Supply Research and Technology)
巻： 61  号： 7  ページ： 427-434  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： A0065A  ISSN： 0003-7214  CODEN： AQUAAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 南東アジア地帯では地下水のひ素汚染がいくつかの国で報告されており,多くの地域で多数のひ素処理装置が設置されている。微生物活動は有機物の酸化と組み合わさったとき,嫌気性条件でひ素の動員移動に大きく影響する。本研究では,処理装置内の有機汚染に応じたひ素のバイオリーリングを予測する数学モデルを開発した。バッチ実験のデータを用いて同モデルのキャリブレーションを行い,室内実験で得た結果を用いてモデルを検証した。有機物の微生物分解は砂ろ過装置内の蓄積汚泥を嫌気化し,ひ素のバイオリーチングを起こした。処理装置が5,10,15日運転不能になり,ろ層内の有機物汚染が15mg/Lのとき,バイオリーチ(bacterial leaching;生物浸出)されるひ素濃度は夫々,59,184,275μg/Lとなった。本研究は処理プロセスに有機物が混入することによるひ素のバイオリーチングの可能性を明らかにした。

シソーラス用語： *地下水 ,  *ヒ素 ,  浄水 ,  用水処理 ,  砂濾過 ,  *有機物 ,  *バクテリオリーチング ,  *数学モデル ,  モデリング
準シソーラス用語： 浄水処理 ,  *バイオリーチング

分類 (2件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 地下水 ,  ひ素 ,  バイオリーチング ,  数学モデル ,  予測