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J-GLOBAL ID：201302222254500531   整理番号：13A1869538

上皮悪性腫瘍におけるチロシンキナーゼ遺伝子再配列

Tyrosine kinase gene rearrangements in epithelial malignancies

著者 (4件)： SHAW Alice T. (Massachusetts General Hospital Cancer Center, Massachusetts, USA) ,  HSU Peggy P. (Massachusetts General Hospital Cancer Center, Massachusetts, USA) ,  AWAD Mark M. (Massachusetts General Hospital Cancer Center, Massachusetts, USA) ,  ENGELMAN Jeffrey A. (Massachusetts General Hospital Cancer Center, Massachusetts, USA)
資料名： Nature Reviews. Cancer  (Nature Reviews. Cancer)
巻： 13  号： 11  ページ： 772-787  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： W1368A  ISSN： 1474-175X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの上皮癌において観察される発癌性キナーゼの染色体再配列について概説した。まず,上皮癌において多くの染色体再配列が観察されることを示し,その結果,RET,ROS1,ALK,NTRK,FGFR,AXL,PDGFRといった様々なチロシンキナーゼあるいは受容体型チロシンキナーゼの異常な遺伝子融合,それに伴う活性の変化が誘導されることを解説した。また,これらの染色体再配列による異常な遺伝子融合のリスク因子として放射線,トポイソメラーゼ毒,酸化ストレスがあることを示した。次に,発癌性融合キナーゼが癌発生および浸潤において果たす役割について,in vitroおよびin vivoの研究結果をもとに解説した。最後に,発癌性融合キナーゼを標的とした治療法について解説し,ALK,ROS1,RET,FGFRといったチロシンキナーゼの安定化に関わるHSP90を標的とした阻害剤が開発され,臨床試験が行われていることを示した。

シソーラス用語： *癌腫 ,  染色体異常 ,  *受容体型チロシンキナーゼ ,  *癌タンパク質 ,  FGF受容体 ,  遺伝子融合 ,  PDGF受容体 ,  シャペロンタンパク質 ,  熱ショックタンパク質 ,  *発癌 ,  遺伝子再編成 ,  プロトオンコジーン ,  危険因子 ,  抗腫瘍薬 ,  分子標的治療薬 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： ALK ,  Axl ,  HSP90 ,  HSP90阻害剤 ,  NTRK ,  RET癌原遺伝子 ,  ROS1 ,  *上皮癌 ,  染色体再配列

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 上皮 ,  悪性腫瘍 ,  チロシンキナーゼ ,  遺伝子再配列