抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヘリカル型核融合原型炉のマグネットに適用できる100kA級の高温超伝導(HTS)導体の開発を行っている。今回,30kA級となる導体を製作し,昨年8月と今年3月の2回にわたり通電試験を行った。導体は10mm幅のGdBCOテープ線材20枚(10層2列)を銅ジャケット内に単純積層し,その周りをステンレスジャケットが覆う構造となっており,全体として電流リードのないレーストラック形状である。サンプルの通電は,バイアス磁場を変化させることによって,サンプルに電流を誘起することによって行った。その結果,測定された臨界電流値には温度,磁場依存性が見られ,4.2K,1.3Tでは約70kAの臨界電流を測定した。講演では臨界電流測定結果の詳細について報告する。(著者抄録)