抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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移動通信の伝送媒体として用いられている多重波伝搬路は,路上に多数の波が到来し互いに干渉しているためにstanding waveが生成されている。その中を移動しながら受信すると受信レベルはドップラー現象を含むフェージング現象を伴って激しく変動する。移動無線チャネルはこのような特性をもつ無線チャネルで構成されている。本稿は,この移動無線チャネルの特性を解説し,このチャネルで情報信号を伝送するための対策例(pilotによるチャネル補正)を紹介し,その効果を示している。更に,多重波伝搬路の移動無線チャネルの解析モデルとして空間,周波数及びpathの3次元軸をもつモデルを紹介し,独立なチャネル生成方法の一挑戦として,統合された複素相関係数が紹介され,その具体例が示されている。そして多重波伝搬路の移動無線チャネル化の課題と生成に備え挑んでいる。(著者抄録)