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J-GLOBAL ID：201302222847999532   整理番号：13A1182632

電気自動車の車体構造が放射性EMIに与える影響に関する基礎検討

A Basic Study on Influence of Electric Vehicle Body Structure on Radiated EMI

著者 (3件)： 木村勇登 (北大) ,  小笠原悟司 (北大) ,  高賀茂宏明 (本田技研)
資料名： 電気学会半導体電力変換研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： SPC-13  号： 70-78.80-81.83  ページ： 43-48  発行年： 2013年06月15日 
JST資料番号： Z0921A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気自動車やハイブリッド自動車のインバータから放射される放射性EMIとの関係が深いいくつかの簡単なモデルを用いて,放射性EMIの原因となりうる個別の現象について電磁界シミュレータEMC装置を用いてシミュレーションし,その体系化を試みた。また,車体を幾つかの部分に分け,その組み合わせのシミュレーションから共振現象の原因となる部分を特定した。車体構造とEMIの関係に関する知見を系統的に整理することを目的に,ケーブルの共振,空洞共振,スリットの影響について単純化モデルを用いた電磁界シミュレーションにより検討した。その結果,以下の知見を得た。1)ケーブル共振周波数は終端条件により異なり,整合により低減する。2)車体形状が複雑になるに従って空洞共振点は分散する。3)スリットは放射電界を増加させる。また,実車モデルのシミュレーションと,車体モデルに含まれる3つの構成部品を分離して各パーツの組合せモデルのシミュレーションを比較して以下の結論を得た。全体とパーツ単体の共振点の比較から,原因パーツを特定できる。複数の構成部品を組み合わせたときにのみ発生する共振現象が存在する。

シソーラス用語： *電気自動車 ,  ハイブリッド自動車 ,  インバータ ,  *電磁干渉 ,  *電磁波放射 ,  *自動車車体構造 ,  シミュレータ ,  シミュレーションモデル ,  *共振 ,  *配線 ,  電磁両立性
準シソーラス用語： EMC【電磁干渉】 ,  EMI【電磁干渉】 ,  ハイブリッド電気自動車 ,  共振現象 ,  電磁界シミュレータ

分類 (3件)： 電気自動車  (QG07020B) ,  電磁気学一般  (BD01020N) ,  雑音一般  (ND04010J)

引用文献 (4件)：

• (1) 文部科学省,経済産業省,気象庁,環境省:「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書統合報告書の公表について」
• (2) 寺谷達雄二「自動車電源の変革とEMCへの対応」,自動車研究会資料(2008)
• (3) 鹿子嶋憲一:「光・電磁波工学」,コロナ社
• (4) 鈴木清:「マイクロ波回路の基礎」,啓学出版

タイトルに関連する用語 (5件)： 電気自動車 ,  車体構造 ,  放射性 ,  EMI ,  基礎