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J-GLOBAL ID:201302222934680577   整理番号:13A0307104

短時間昇温処理による開花促進に基づくスプレーギクの温度制御技術に関する研究

著者 (1件):
資料名:
号: 12  ページ: 1-46  発行年: 2012年12月20日 
JST資料番号: J1575A  ISSN: 1347-2917  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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温度は花きの生育と開花に大きな影響を与える環境要因であり,花きの施設栽培においては,温度制御に多大なエネルギーを投資している。したがって,生産現場では低コスト化につながる温度制御技術の開発が望まれている。15年程前より,昼夜温度差(DIF)を利用する草丈制御技術が注目され,数多くの研究報告がある。しかし,DIFを適用できる期間は限定されることに加え,コストがかかることから生産現場での利用は少ない。そこで,DIFを応用した,より低コストな生育調節技術の開発を目的とし,短時間昇温処理の効果に関する研究を行った。まずは人工気象器環境制御下での開花生理研究に適しているアフリカンマリーゴールドを材料に用いて検討し,暗期において開花反応を促進する時間帯を見いだした。次に,主要切り花であるスプレーギクを用いて同様に人工気象器環境制御下で短時間昇温処理の効果を解析するとともに,施設栽培環境下で適用可能かどうかを検討した。アフリカンマリーゴールドでは,暗期開始時(日没時)の短時間の昇温処理により開花反応が促進する現象を見いだした。その後の実験で,この現象は暗期終了前(夜明け前)の昇温では起こらず,暗期開始時(日没時)の昇温で特異的に起こる現象であることが明らかになった。本現象は,温度による開花制御技術の開発につながる新たな知見と考えられた。そこで,実用化技術の確立を目指し。さらに詳細な解析を行った。まず,人工気象器下で暗期における短時間昇温の時期,長さ,昇温の程度を変えた実験を行った。短時間昇温処理の時期では,明期22°C/暗期14°Cを対照に暗期開始時,暗期中央,暗期終了前に30°C,3hの処理を行った。その結果,暗期開始時では開花反応が促進すること,および暗期終了前では開花反応に抑制的に働くことが明らかとなった。暗期開始時の昇温時間では,30°C/0.5h,1.0h,2.0h,および3.0hの処理区において,0.5hでも開花反応が促進すること。昇温温度では3h/22°C,26°C,30°Cの処理区において,22°Cでも開花反応が促進することを見いだした。花芽分化および発蕾までの花芽発達について,経時的な形態観察を行った。...(著者抄録)
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分類 (2件):
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花き・花木  ,  植物に対する影響 
タイトルに関連する用語 (5件):
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