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J-GLOBAL ID:201302223216896835   整理番号:13A1382679

結晶化プロセスに基づく治療的完全長抗体の迅速且つスケーラブル精製

Fast and Scalable Purification of a Therapeutic Full-Length Antibody Based on Process Crystallization
著者 (10件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 2452-2461  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: D0019A  ISSN: 0006-3592  CODEN: BIBIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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治療的モノクローナルIgG1抗体の精製のための結晶化プロセスの可能性を検討し,精製した抗体を非撹拌マイクロバッチ法で初めて結晶化した。CHO細胞培養収穫物の上澄み液からの直接的な結晶化は,高い塩濃度によって阻害された。単純な前処理工程で塩濃度を減少した後,その前処理収穫物からの結晶化工程を撹拌槽システムに首尾よく移送することにより,初めてmL規模から1L規模にスケールアップが可能となった。なお,24時間後の結晶化収率は88~90%であり,単結晶化段階後に98.5%の高純度が達成された。また,宿主細胞の蛋白質は1/17に減少し,DNA含量は検出限界以下に減少し,結晶化,溶解,及び再結晶化の段階を通じて治療抗体の高い生物活性が維持された。別途実施した標準モノクローナル抗体精製工程の中間段階で得た不純物溶液を用いた結晶化において,結晶化プロセスがプロテインAクロマトグラフィーに取って代わる可能性が十分あり,濃縮段階に利用することができ,いくつかの限外/透析濾過段階に取って代わる可能性があることが示された。さらに,分子モデリングの検討により,本抗体のFvドメイン上に分散的に露出した疎水性残基の陰性静電気的領域が,高度な結晶化傾向に関係していることが示唆された。以上より,分子モデリング手段による高度に結晶性の抗体を同定した後の結晶化プロセスは,治療抗体の標準的精製工程の主要段階に対する,効率的で大規模化可能,且つ安価な代替法として認められる可能性があると結論した。
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