抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,船舶の疲労強度に関するメンテナンス技術として,疲労モニタリング技術の開発に関する取り組みを紹介した。船体構造強度評価において,疲労強度は降伏強度,座屈強度および最終強度と並び重要な検討項目の一つである。疲労モニタリングは,設計時の想定と実際の疲労の蓄積度合いの差を把握する必要があることから,本船の疲労の蓄積度合いを把握するために用いられるものである。疲労モニタリングの手法は,a)犠牲試験片タイプなどのモニタリングツールを使用して疲労の蓄積度合いを推定する手法,b)本船の遭遇海象データを基に疲労強度解析を実施し,疲労の蓄積度合いを推定する手法,c)上記のaおよびbを組み合わせた手法に大別でき,ここでは,b)項の犠牲試験片タイプを用いた方法によるを試みを中心に述べた。