抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
太陽光発電大量導入に向けたスマートグリッドのための次世代送配電系統制御技術を紹介した。再生可能エネルギーが注目されているが,日本では風力発電に適した場所が限定的であることから太陽光発電の普及拡大が期待されている。太陽光発電は天候によって出力が変動し,電力系統末端に設置されるため電気の流れが従来と大きく異なり,電力系統に連系される太陽光発電量があるレベルを超えると様々な問題が発生する。本稿では,太陽光発電大量導入がスマートグリットの1つの要件ととらえ,そのために国家プロジェクトとして取り組んでいる次世代送配電系統制御技術について説明した。具体的には,太陽光発電大量導入に伴う諸課題について説明した後,配電系統の次世代制御技術,通信による太陽光発電出力制御技術,および系統の需給状況に応じた需要サイドの制御技術について説明した。さらに,系統全体での需給制御最適化の検証について述べた。