抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日,企業には多様性(性別・年齢・国籍等)を踏まえた経営が求められている。本研究では企業経営において人の認識に起因する問題を「コミュニケーション問題」として検討した。その目的はコミュニケーション問題が複雑化している事を加護野(1988)の「日常の理論」を基に指摘する事,そして多様性を前提とした場のマネジメントが求められている事を主張する事である。これはホスピタリティに通じるものである。何故なら,製品やサービスを提供する側のコミュニケーションが不十分ではホスピタリティどころではないからである。整理すると,今日の企業経営では様々な者たちの間で共通理解が深まり,心理的相互作用(心理的共振)が起こるような場のマネジメントが求められている。一方,個人にもメンバー間で日常の理論が異なる事を認識した上で各自が自律的かつ協力的に行動する事が求められる。