文献

J-GLOBAL ID：201302223518386623   整理番号：13A0280813

強磁性超伝導現象を記述する格子GLの数値シミュレーションによる研究

著者 (1件)： 小澤秀敏 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 素粒子論研究・電子版(Web)
巻： 13  ページ： WEB ONLY  発行年： 2012年12月02日 
JST資料番号： U0314A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年以降発見が続く強磁性超伝導物質は,新奇超伝導物質の一つとして多くの実験および理論物理学者の関心を集めている。これは従来強磁性と超伝導は相容れない物性であると信じられていた常識を覆すもので,競合する秩序の共存という普遍的な問題に深く関連するためである。本研究においてはこの現象を記述するために町田・大見氏により提唱されたGinzburg-Landau理論を空間格子上で再構築し,その格子GL理論を主に数値計算法により調べた。特に超伝導物質中には磁化が存在するため,自発的にvortex励起の出現が起こり,平均場近似等が適用できないためである。(著者抄録)

シソーラス用語： *強磁性体 ,  *超伝導 ,  自由エネルギー ,  *Ginzburg-Landau方程式 ,  Zeeman効果 ,  格子模型 ,  Cooper対
準シソーラス用語： 密度ゆらぎ ,  モンテカルロシミュレーション

分類 (1件)： 超伝導の基礎理論  (BM04010Y)

引用文献 (1件)：

• [1] Akihiro Shimizu, Hidetoshi Ozawa, Ikuo Ichinose, and Tetsuo Matsui, Phys. Rev. B 85, 144524 (2012)

タイトルに関連する用語 (5件)： 強磁性 ,  記述 ,  格子 ,  数値シミュレーション ,  研究