抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,チャネル情報圧縮と非線形プリコーディングを用いたマルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)テストベッドの開発と性能評価結果について報告する。チャネル情報圧縮としては,周波数領域のチャネル推定結果を時間領域に変換し,電力の高い成分のみを選択してフィードバックする手法を採用した。また,非線形プリコーディングとしては,現実的な演算量で優れた性能が得られるTHP(Tomlinson-Harashima-Precoding)を採用した。ケーブル接続試験の結果,基地局のアンテナ本数が8本,端末のアンテナ本数が2本で,4ユーザを空間多重した場合に,周波数利用効率で20.5bps/Hzを達成した。なお,この値は,線形プリコーディングを用いた場合に比べて約40%高い値であることを明らかにした。(著者抄録)