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J-GLOBAL ID：201302224062562501   整理番号：13A0030488

資源循環利用と革新技術の最前線 水洗浄による都市ごみ焼却灰の塩素除去

著者 (1件)： 吉原福全 (立命館大 理工)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 58  号： 1  ページ： 1-7  発行年： 2013年01月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般にイオン等の分離除去には逆浸透圧膜(RO膜)法が用いられるが,懸濁物や析出物で目詰まりしないための高度な前処理が求められ,維持コストが高いなどの難点がある。このため,水洗処理による焼却灰のセメント原料化ではコストが高く,広く普及するには至っていない。これに対し,電気二重層によるイオン除去を骨子とした洗浄廃液のクローズド処理システムでは電極間の距離がセパレーターを介して約lmm程度であり,懸濁物や析出物による目詰まりの可能性が低いほか,繰り返し充放電に対し高い耐性を持ち,装置の維持管理コストはRO膜に比べて極めて安価に抑えることができる。さらに,本システムではエネルギー回生を行なうことが可能であり,RO膜より高いエネルギー効率を達成できる可能性がある。本報では,焼却灰のセメント原料化に資する電気二重層を用いた洗浄廃液の処理法について解説するとともに,洗浄廃液のクローズド処理を含む都市ゴミ焼却灰のセメント原料化システムの提案を行った。電極およびイオン除去特性,洗浄水クローズドシステムなどについて解説した。

シソーラス用語： *循環 ,  資源再生 ,  利用 ,  技術革新 ,  *水洗 ,  *都市ごみ ,  *灰 ,  塩素 ,  除去 ,  セメント ,  原料 ,  電気二重層 ,  廃水処理 ,  閉ループ系 ,  電極 ,  イオン ,  洗浄水 ,  *脱塩素 ,  *廃棄物処理
準シソーラス用語： *資源循環 ,  *焼却灰 ,  *水洗浄 ,  廃液処理

分類 (2件)： セメントの製造  (YC05050Q) ,  資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 資源循環 ,  水洗浄 ,  都市 ,  ごみ焼却灰 ,  塩素