抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道幌延町の幌延深地層研究センターの敷地内の地層処分実規模試験施設(延床面積:約707m
2,本施設)を整備し,平成22年4月28日から一般公開している。本施設に設置しているオーバーパック,緩衝材,及び緩衝材定置試験設備は,全て国の基礎研究開発での調査,検討,試験などの技術開発の成果に基づいている。また,実規模実物の材料や設備のほかに,各種説明パネルを用意し,その内容は,地層処分の概念に始まり,人工バリア材料の役割や機能,製作方法など,地層処分全体と,そこでの工学技術の役割を紹介するものである。来館者からの感想は,実物による伝達,実物が持つ印象,考える際の対象など,本施設が持つ意味や役割,さらには技術開発の理解推進の接点の在り方などを考える際に,大きな助けになると受け止めている。地層処分において,人工バリアの品質,性能が,地下環境で確保,発揮されることが最重要と判断し,技術開発は施工品質と健全性評価へと,その方向を拡大した。ハード技術とソフト技術の融合ということであり,工学技術と安全評価との両立という視点を含んでいる。