抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ボーングローバル企業(BGC)は,創業と同時あるいはその後2,3年後に国際企業を展開するベンチャー・ビジネスまたは中小企業と定義され,北欧諸国には多く見られる企業形態である。BGCには早期国際化プロセスと持続的競争優位性の2つの大きな特徴がある。本稿では,従来の貿易論や海外直接投資論のBGC理論への適用可能性について検討し,これらの伝統的国際化理論ではBGCの急速で段階を踏まない国際化プロセスや,希少な経営資源しか持たないBGCがなぜ国際市場で伝統的な大規模多国籍企業との競争に伍していけるかについて説明できないことを明らかにした。さらにメタナショナル経営の観点からのBGCとの類似性に着目し,メタナショナル企業の長所をBGCの経営に採り入れることが持続的競争優位性につながることを提唱した。